金色に輝くトゲが付いた蝶々のサナギが現れた!
サナギの準備から約12時間後、いよいよサナギに変身です。
頭が割れてきました。
後頭部から皮を少しずつ脱いで、サナギになります。
少しずつ、少しずつ。見ているだけで結構体力いりそうな変身です。紛らわしいですが、後ろの黒いのは別の幼虫です。
脱いだ皮は身体をぶんぶんと振り回して、飛ばしています。どのサナギを見てもそうしているので、たぶん蝶々になるときに当たってジャマになるからじゃないかなと見ていたら感じます。
たまにいくら身体を振り回しても皮が取れない子もいたので、そっと横から取ってあげたら落ち着いたらしく静かになりました。
脱皮直後。脱いだ当初はピンク色で柔らかいです。
数時間後しばらくすると茶色になります。サナギまでトゲトゲが伸びてきて少しずつ現れます。 幼虫のビビットな黒とオレンジの二色とはうって変わって枯れ葉のように地味な色。
色の濃さは個体差があるようで、薄い茶色から濃い茶色までさまざまでした。
サナギになる瞬間を動画でも撮ってみました。
金色に光り輝くトゲが現れた!
そして近くでよく見たら背中のトゲ部分に、なんと10個の白かったトゲが金色に変化しました!とっても綺麗でテンションが爆上がりしました!
オオゴマダラの蝶々みたいに全身金ピカではなく、部分的に金色というあたりがなんとも控えめです。
横からみたところ。ほんと枯れ葉みたい。ちょっといかついけれど。
このトゲトゲが何のためにあるのか、いろいろ調べてみましたが明確な回答は分かりませんでした。
枯れ葉のように見つかりにくい姿をしているのに、金色のトゲトゲ。もしかしたら昆虫や鳥などの敵が来ないよう威嚇するためかな?それとも人間以外の目から見たら目立たない色なのかな?とか思ったり。いろいろと想像がふくらみます。
羽化するまで春から夏の暖かい時期はだいたい7日〜9日前後、秋くらいに涼しくなってくると、10日〜2週間前後くらいかかるのでそっとしておきます。冬越しする子達は、3〜4ヶ月後程この姿のままです。気温が上がってくると突然羽化していることがあるので、毎日チェックします。
暖かい部屋に入れて生まれてきてはかわいそうなので、冬場は玄関の前に虫かごごと置いていました。10℃を下回るような寒い日は凍え死ぬかもしれないと、家の中に入れていました。
サナギの場所を変える
なぜか折れたパンジーの先っぽでサナギになってる子がいたので、地面スレスレで危なっかしいことこの上ない。助けておこうと茎ごと切り取ります。
割り箸につけ替えて、両端をセロテープで留めて完了です。サナギが生まれる時に邪魔にならないように留めます。
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