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ツマグロヒョウモンの羽化から旅立ち

羽が固まると虫かごの中をごそごそ、パタパタし出すので、いよいよ外へ連れ出します。

なるべく掴むところがある木や葉っぱのあるところに離してあげると、すぐ飛び立たない場合も休憩しやすいです。
夏場は暑いからか、すぐに飛び立ってしまいますが。

カゴの外への連れ出しかた

無理に捕まえなくても「顔の前に指や割り箸を差し出すと上に上に登る習性がある」ので、羽根を痛めずに外へ出すことができます。

虫かごから出てくるところ

虫かごからなかなか出てこない時は、顔の前に掴まるものを出してあげると上に登ってきてくれます。これはメスです。
「端黒=ツマグロ」と言われるだけあって、確かに羽の端が黒くて模様がカラフルでとってもきれい。メスのほうが身体が大きいです。

オスのツマグロヒョウモン

オスのツマグロヒョウモン。模様が全然違います。薄いオレンジ色がステキです。飛び立つまではよく指にも乗ってくれます。

木に掴まる

近くの木に移しておきました。好きなタイミングで飛び立てるので。お天気が良い日に生まれると私も安心します。

ツマグロヒョウモンの様々な旅立ち

雨上がりの日

雨上がりの日に巣立つ子。朝日に羽根が透けています。ちょうどこの日は晴れてくれてよかったです。

動画に羽ばたく練習をしている様子をアップしました。

ハチミツの上に乗る

ちょっと肌寒い秋に生まれた子。動きが鈍くてなかなか飛び立たないので、ハチミツを薄く水で溶いたものをキッチンペーパーに含ませて、割り箸に巻き付けて乗せているところ。

ハチミツを吸う

ストローみたいな口を伸ばして、ハチミツ水を飲んでいます。

パタパタする

飲んだら羽根をパタパタ震わせて元気が出たのか、この後飛び立ちました。

飛び立ったら無事にお世話完了です。毎回、無事に巣立ってくれてホッとします。

オスとメスの生まれる割合を調べていたのですが、立て続けに偏って生まれる時もありますが、トータルすると毎回ちょうど半々くらいになります。うまくできているものだなと思いました。

メスのほうがあっという間に旅立つことが多くて、オスのほうはのんびりしています。メスは早く卵を産まないといけないからかな?と色々想像してしまいます。

幼虫から成虫まであっという間ですが、少しでも一緒に過ごしていると命の大切さを教えてくれるような気がします。1日でも元気に過ごしてくれたらいいなと願うばかりです。

帰巣本能はないみたいですけど、パンジーの植木鉢に戻って卵を産みつけにきたり、近所をうろうろしていたらツマグロヒョウモンがヒラヒラと私の周りに寄ってきてくれることが多いので、うちで生まれた子かなと思ってしまいます。

おまけ

抜け殻

飛び立ったあとの抜け殻。サナギの状態そのままで残っています。セミの抜け殻よりもろくて、触るとすぐに粉々になってしまいます。保存には向きませんね。

抜け殻拡大図

金色のトゲがあったところを見ると、薄い透明な膜が残っています。金色はどこに行ってしまったのかが気になります。蝶々の身体に吸収されてしまったんでしょうかね。
でも、羽化した時はまだ少し金色が残っていたしで。いつ育てていても、謎がつきないです。

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