ツマグロヒョウモンがいよいよ羽化!
蝶々になる直前になると、サナギの色が少し黒くなり、胴体も伸びてきて金色のトゲもうっすら青くなります。
トゲが光の加減で少し虹色にも見えることもあります。
これから大体数時間くらいで羽化しますが、個体によって半日かかったりバラバラです。
羽化はあっと言う間なので、ちょっと目を離した隙に蝶々になってしまいますが、瞬間を見れたらとても感動します。
背中に羽の模様が浮き出てきました。このあと30分もしないうちに羽化しました。
しばらくすると、背中が割れて頭が出てきました。
少しずつ、少しずつ。
あともう少し。
全部出てきた!
くるりんとUターンして身体をひっくり返して。
サナギの殻につかまって、まだ柔らかい羽を伸ばしていきます。
時間がかかっているように見えますが、頭が割れてからここまでほんの数分(約2分ほど)もかからないくらいの速さでつるんと出てくるので、たいてい見逃すことが多いです。
羽を伸ばして乾かしているところ。だいたい2-3時間くらいで羽根が固まって飛べるようになります。
ここで失敗すると、羽が折れたりして飛べない子が生まれてしまいます。
羽化の様子を動画にもアップしました。長いので早回しでどうぞ。
赤い血を発見!
下を見ると、血のようなものが落ちているのを発見!どこかケガでもしたのではと初めは心配になりましたが、調べてみたらこれは体液で不要な老廃物ということが判明。羽根を伸ばす時に体液を行き渡らせるとのこと。毎回どの蝶々も出すので、これを出さないと飛び立てないみたいです。
近くで見ると、ほんと血みたいです。
2匹時間差で同じ日に生まれたところ。サナギの間は目は見えていないと思うのですが、仲間が出てくると予定日より早く生まれることがありました。早く出なくちゃとか思うんですかね。
ヒョウモンチョウと言われるだけあって、本当にヒョウみたいな模様をしています。
ごそごそと動き始めました。こうなってきたら、羽根が痛んだり弱ってはいけないので外へ出します。チラリと見えるピンク色の羽が素敵。
季節にもよるみたいで、暑い時期は早く外に出たがることが多くて、雨の日や夜、寒い日は動かずじっとしています。うっかり夜生まれてしまった子達は外に出しても飛ばないので、虫かごにそっと新聞紙をかぶせて朝まで置いて、明るくなってから外に出しました。
虫かごに新聞紙をかぶせて「夜ですよ〜」と思わせているところ。暗くするとじっとしてくれます。長雨が続くときは、お腹が空くだろうとハチミツ水を置いています。
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